フィラメント保管BOX 加熱機能付きの自作

 



・フィラメントの保管庫 (湿気を飛ばすため加熱機能付き)

【仕様】
・温度は最大で53度ぐらいまでは上昇。
(ケース内温度分布あり、測定位置はスプール中央。PLAであれば45度設定のため十分)
・20%を切るぐらいまでは湿度を抑えられる
・PWMでヒータを駆動してPID制御(PIDの設定の最適化はまだまだオーバーシュートするが、安定後は45度±0.1度)
・タイマーで指定時間で自動OFFする機能
・PLAで実際、水を吸って3Dプリントしても強度が得られないフィラメントも復活を確認
・電池で駆動ではないので、温度湿度モニター時も常時給電が必要(12V)。湿気をとるのはシリカゲルなので、電源を入れていない時でも除湿は問題なし。

【材料調達】

イノマタ化学(Inomata-K) クリアブラック 乾物ストッカー 6.0 日本製 1216

冷却ファン 12Ⅴ 25 mm x25 mm x10mm 0.08A 2個

PTCヒータープレート 小型電気ヒーター 12V (110℃) 2個
ヒートシンク アルミニウム 40mm×40mm×11mm 2個

PTFEチューブ テフロンチューブ 2mm x 4mm x 2M + PC4-M6 ワンタッチ継手 + PC4-M10 ストレート空気圧継手 1.75mmフィラメント用 3Dプリンターパーツセット (ホワイト)

・ベアリング 608ZZ 4個
・MDF 5mm厚(セリアで調達)

【電子部品】
・Arduino NANO
・トランジスタS8050 (ファン制御用)
4.7kΩ
10kΩ

・IRF3205(ヒータ制御用)
100Ω
100kΩ

・タクトスイッチx3
・SSD1306 128x64 
・XHコネクタ 2 2個(ファン接続)
・XHコネクタ 3 1個(温度湿度センサ用)
・ターミナルブロック x2
・DC電源ジャック ソケット 5.5mmx2mm 

【回路図】

【基板」
JLCPCBに発注


部品の数は少なく、すぐ半田付けは終了(1か所回路のミスで断線していて修正)
電源や、センサ、ヒータのコネクタは裏側へ


ブレッドボードでのテストでは問題なかったが基板を起こすとPMW駆動時に問題
おそらくGNDが12VのON-OFFで振られマイコンが誤動作やフリーズ。
→106のコンデンサーの挿入(2か所)で解決。ArduinoのVinとGNDの間と、IRF3205のDS間。

【Filamentスプールホルダー】
3Dプリンタで打ち出し
https://www.thingiverse.com/thing:3234744

【ヒータケース】

MDFの切り出し。
76mmx125mm 1枚(上板)
67mmx125mm 1枚(底板)
67mm x 10mm 4枚
50mm x 125mm 2枚(側板)

木工ボンドで接着して組み立て箱にする。蓋は取り外しできるように。
乾物ストッカーの底が平ではないため5mm両側を除いて浮かせる。
写真を撮っていないが、着色。

両側3mmあけて、蓋の板に3Dプリンタで打ち出したFilamentスプールホルダーを両面テープで固定

【ヒータユニット】

熱伝導両面テープをヒートシンクに張り、PCTヒータをヒートシンクでサンドイッチ

【ヒータケース】

MDFでくみ上げた箱の中に、ヒータユニットとファンを両面テープで固定。ファンはヒーターに向かって風が吹く方向で装着。
DCジャックを取り付けるパーツを3Dプリンターで打ち出し。コツは1mm厚さぐらいで少ししなるぐらいに作る。側面は平でないのでしなりでフィット。ネジはM3mm、L=10mmを利用。

ヒータは、並列になるように電気的に接続。ケーブルが短いので途中圧着端子でケーブルを延伸。

       



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