Kicad 7.0へのアップグレード

 

Kicadの愛用者ですが、5.1.5のバージョンでずーっと使っていたが、JLCへの発注が多くなり、プラグインで一発でガーバーを吐き出しZIP生成する機能を使ってみたくなり、最新版を入れてみようと一念発起。


【インストール】

インストーラーをDLして、インストールするだけ。旧バージョンとの共存は可能。
使い方も大きくは変わっていない模様。



【変更点:戸惑った所だけ】

ERC 「フィールドからのシュミレーションモデルを読み込めませんでした」
Spiceとの連携が強化されているのだろう、モデルがない!と警告が大量に出る。



対処は、右クリックすると違反の深刻度を編集・・・を選択する。

SPICEモデルの問題を無視のチェックを入れれば旧Kicadと同じで無視される。特にシュミレーションしないのであればOk。




あと旧版を使っていた場合はお馴染みだったネットリストの生成→PCBエディターでネットリストの読み込み(更新)としていた作業がなくなっている。


【PCBエディター】


以前のバージョンでは、Edge_cutsで基板外周を定義してやり、塗りつぶしでGNDのベタ塗りが表示されていたが、右クリックをしてゾーンの塗りつぶしをしてやる必要がある。


V5と異なり塗りつぶしと配線は同じCu層でも色がことなる

【プラグイン&コンテンツマネージャー】

KiCadのトップの下にプラグイン&コンテンツマネージャーがあるので開いてみる。

いろいろなプラグインが見える。面白そうな機能がたくさん・・・
複数に並べてくれるプラグイン
自動配線しアートワークを支援してくれるプラグイン

”JLC"への発注を支援してくれるプラグイン(他の基板製造メーカープラグインも見える)


今回は、これを入れてみる。




インストールが完了すると、画面の右上にアイコンが出現。

押してみると、
productionというフォルダが自動で生成されて、その中に、ZIPが生成される。
bomや手動でやる時には、送らない層のファイルも入るが、向こうで”よき”にはからってくれるはずで、このZIPをドラックすれば発注ができるようになる(はず)


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