nRF NFCをやってみる 2

 


XAIOのNFC端子にアンテナをつけてNFCを触って遊んでいる。

https://wiki.seeedstudio.com/XIAO-BLE-Sense-NFC-Usage/

にXAIOでNFC通信する構成として”NFC Antenna"としか書いていなくて、どんなアンテナつければええんじゃい!という問題の続き。

前回は、手元にあったNFCリーダーを分解して使っていたが何をどうしたのやら動かなくなった・・・ので今度は、NFCモジュールを調達して転用してみた。今回購入したのは下のようなもの。アマゾンで一番目につくもの。


https://www.amazon.co.jp/gp/product/B088FLF8MC/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1
この基板、NXP社のICであるMRFC-522が搭載されている事になっているが、IC上にはマークが全くなかったので正規のICではないだろう・・・。とは言え、データシートからピンの配置を確認する。

基板の配線を追っていって、どこからnRF52840のNRFの信号を入れてやればよいかを読み解く。MRFC-522の信号が出てくるピン2つ、XAIOのNFCのパットとを差し替えてやるのが方針。


本来は、この

TX1,TX2から出る信号が、基板裏面(赤)を通って、インダクタ(L1,L2)の入り口に、インダクタ出口で分岐(緑)していて、一方は、コンデンサ(C4,C5)を介してGNDに。他方は、アンテナに接続される。C5付近のビアからGNDが分岐してアンテナのとの間のマッチング用のコンデンサになっている構成。

購入したばかりだがこの基板には改造に付き合ってもらう。


https://www.nxp.com/docs/en/data-sheet/MFRC522.pdf
インダクタの信号が入ってくる側にワイヤーを半田してつける。ここがランドが大きいので半田しやすい。GNDにも接続してやる。
ひっくり返して、裏面で本来信号が入ってくる所で、信号線をカットしてやる。
これカットしないと、大きなスタブに見えるらしく共振しないので動作しない!!実際最初半田しただけでは動かなかった!結構な距離を基板で引き回ししているのでスタブとして十分動作しているもよう。カッターで作業するなら裏面で、リューター等が手元にあったら表面のビアからインダクタの間の線をカットするがおすすめ。(裏面でも十分に動作するけど)

....\examples\nfc\record_textをXAIOに書き込んであげてテストをする。


非常にマッチングがよいのだろう、少し離れていても機敏に反応してTAGデータを読み取ってくれる。


Hello World!!
なんだかBLE通信だと、nRFのソフトデバイスを使うので何と回路を形成しなくてもプログラミングの世界でできてしまうが、NFCは内容は大した事でなくても回路を触るので動いた時はうれしいもの。




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