LMX8410LEVM  低消費電力化考察

 

ピン1は、Chip EnableになっているのでこのピンがHIGHの時、このICがEnableになる。Enableにしない時にこのICが完全に眠ってくれて消費電力をカットできる可能性がるので調べておく。

EVAキットの配線を追っていく。
ずっとビアを通じて裏面まで出ていて、R11~13に接続される事になっている。

R11~13まわりはJ13の1番ピンに接続できるようになっているが、実際はR11とR13は実装されておらずブランクになっている。そのためつながっていない。しかしこのマニュアルの回路図が不親切・・・。R11の横の〇のポストがどこに繋がっているか記載がなく、これはCEと入れておいてくれれば、レイアウト図を追わなくても済むものを・・・

その代わりに、R12を通じて電源電圧に接続されていて、プルアップされている。常時ONの状態。


6層からなる基板で途中の層で3.3Vが電源電圧として、R12に接続されている事が確認できる。
外からこのCEのピンを有効にするときには、本来はR12の抵抗をはずして、R11の位置につけなおしプルダウンしてしまう。それでR13の位置に抵抗1kΩ程度の抵抗を入れてやる。
そのためにランドがR11も用意されていている。
横着する方法で、R12はそのままにして、R13にゼロΩを入れるという手もあるように思われる。GPIOがHIHGのときは、同電位になるので、CEピンはHIGH。GPIOをLOWにすると、R12の所で電圧降下して、CEピンはLOWになる。この場合は欠点はマイコン側のGPIOのHIGHの時の電圧が、この評価ボードよりやや高い時に電源電圧全体が変動する。
R12をはずして、R11側でGNDにした場合は電源から切り離されるので、ONオフしても他に影響がでにくい。

試してみる事:R12をはずして、R11の位置に付け替え。R13の位置に1kΩ程の抵抗を入れてやる。それで放置した時にチップが暖かくなっていなければ正解。





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